2018/03/10 タックル 失敗しない!リール分解メンテの手順。道具や機能、注意箇所まとめ。
どうもゆるりです。
書こう書こうとは思ってたけど、書く気にならなかったやつをいきます。
書きだすとね、大変なんで。笑
リールのメンテナンス&トラブル解決&巻き心地をよくする方法。
トラブルというのはゴリ感とかコロコロ感、コツコツ感などの治し方です。
書く事が多いのでメンテネタが当分は続きそうだけど、できる限りまとめて書こうと思います。
目指すはリールメンテのバイブル。笑
最初に言っておきますが、メンテ改造は自己責任でお願いしますね。
まずはリールをオーバーホールする方法からまいります。
全てのリールメンテに共通する基本的なことですね。
最初はね、困ることだらけだと思うんですが慣れれば展開図なしでも大丈夫になります。
難しいのは最初だけと思うわけです。
第1に道具は大事です。
特にドライバーのサイズは重要です。
ダメとわかっていても、サイズの合わないドライバーだとネジ山を潰してしまいますよ。
ピンセットもマストのアイテム、あとは10〜12番くらいのレンチがあればとりあえず大丈夫かな。
メンテナンスにはグリスとオイル、パーツクリーナーが最低限必要。
上記はゆるりのおすすめですが、コスパ重視セットになります。
他にもドラググリスや撥水グリス、パーツクリーナーに漬け置きできる容器もあるとよりいいですね。
グリスやオイルを書きだすとキリがなくなるのでそれはまた今度。
グリスの記事はこちら。
オイルの記事はこちら。
分解するリールの展開図を用意。
説明書ですね、わからなくなったら展開図を見れば大丈夫。
リール名+展開図で検索すれば、たいていのリールは見つかるはず。
はじめは難しく見えますが、理屈がわかってくるので展開図を見ながら分解していく方が良い。
道具が揃えばリール分解開始です。
慣れるまでは外した部品はパーツごとに順番に並べておく方がストレスフリー。
並べておけば組みあげ時に困らない。
同じ大きさのネジでも、なるべく同じ位置に戻した方が良いので同じ穴に挿しとくとかして、わかるようにしておく。
分解してく中でわからなくなりそうなとこは、スマホでパシャリで完璧です。
これで元に戻せないってことはなくなるので、あとは気長にゆっくり確実にですね。
ここまでが、リール分解時の基本ですね。
ではでは、リールメンテナンスで困りそうな部分をピックアップ。
六角ピン(留め金)の外し方。
だいたいのリールについてるパーツでサイズも様々です。
ベアリング周辺やドラグにも入ってますね。
ピンセットで簡単に外れるんですが、すぐ飛んでいくのでしっかり押さえて外さないと部屋中を探し回るハメになります。
飛ばしてしまったら買った方が早いかも。
E型リング(Eクリップ)の外し方。
ベイトリールに多い気がする留め金。
ちょうどいいサイズのマイナスドライバーを挿し込んでくるっと回すと簡単に外せます。
外す時はしっかり押さえてです。
これも飛んだら購入した方が早いかも。
戻すときはラジオペンチではさんでパチンとすればOKです。
ペンチは先端の細いタイプが使いやすい。
シマノだとローラークラッチ、ダイワだとワンウェイクラッチにグリスは厳禁。
ワンウェイクラッチもローラークラッチもハンドルの逆転ストッパーです。
写真はシマノのストラディックのローラークラッチ。
ここにグリスを入れてしまうと上手く動作しなくなるのでグリスは駄目。
メーカーはオイルも駄目としていますが、オイルは挿した方がいいです。
巻きの軽さにも影響するパーツなので。
分解メンテも可能ですが、慣れないうちは開けない方が無難です。
中には小さいバネが入ってて飛ばすと大変。
それでも開けるなら最高に慎重にですね。
ワンウェイクラッチについてもまた今度。
甘くみてしまうのがシム(座金)。
これメチャ重要なパーツです。
ギヤ周りに入ってるペラペラの金属板ですが、全く同じリールでも入ってる枚数や厚さが異なります。
展開図にないところにあったりもします。
役割は隙間の微調整です。
よくいうクリアランスってやつですね。
工業製品なので微妙なズレが生まれてくるわけで、その調整をしてる部品。
0.02mmとか厚いので0.1mmの世界。
大きさも様々です。
巻き心地はシム調整で変わると言ってもいいくらい大事なパーツでございます。
特にメインギアのシムが0.1mm変わればシルキーだった巻き心地もゴリゴリに変貌しますよ。
大袈裟でなく本当の話。
組みあげたら1枚余ったみたいなことがよくあるので要注意です。
シム調整についてはこちら。
基本的なグリスとオイルの使い分け。
グリスとオイルの違いは硬さです。
ざっくりしてますが、グリスが液体になるとオイルと思って問題なしかと。
実用的にはグリスはオイルに比べて硬く重いけど耐久性が高い、オイルは液体で軽いけど耐久性が低い。
グリスもオイルもモノによって様々なので、あくまで基本的にですね。
主な使いわけはこんなところ。
ギヤ関係、ウォームシャフトにはグリス。
ここは絶対にグリスです。
摩擦が大きいのでオイルではギヤが痛んですぐゴリゴリのゴロゴロになります。
リール内部はグリスのみでもOKです。
特にスピニングリールの場合はベアリングも柔らかいグリスを使った方がいいです、オイルだと流れてしまうので。
グリスの記事はこちら。
ベイトリールのスプールを支持するベアリングや回転時に擦れる部分にはオイル。
ベイトリールの場合、スプールを支持してるのはベアリング。
ここは絶対にオイル、飛距離に直結します。
ゆるりはiOS01がおすすめです。
ローラークラッチ、ワンウェイクラッチ、メインシャフトなど回転時に擦れる部分にもオイルですね。
少しでいいです、というか少しがいいです。
オイルをたくさん入れるとグリスも流してしまうので、チョンとつけて伸ばす感じでOK。
オイルの記事はこちら。
ドラグにはドラググリスを使う。
ここはドラグ専用グリスを使うべき。
ドラグ性能はグリス次第と言えます。
ダイワで話題のATDドラグ、ワッシャーやフェルトも多少は変わったかもですが、ほぼドラググリスが変わっただけじゃないかと。
因みにATDは高評価だけど、シマノのドラグの方が普通に良いと思いますよ。
グリスとオイルの使い分けはこんなところですね。
グリスの記事はこちら。
オイルの記事はこちら。
最後にネジを力一杯に締め込まない。
これ、慣れない間はみんなやる。笑
駄目です!
特にスピニングリールはネジの締め加減で巻き心地を調整します。
芯だしについて書く時に詳しくは書きますが、ネジの締め加減で絶妙な巻き心地にもなるし、逆に異音がしたりもします。
芯だしについてはこちら。
リールのメンテナンスで基本的なことはこんなところかと。
慣れると全部普通のことだけど、文字にするとやっぱり大変です。笑
読むだけだと難しく感じるかもですが、実際やってみるとそこまで難しくないハズ。(たぶん)
プラモのガンダム作るよりは簡単です。笑
まずは使い古したリールで練習するのが1番良い、今も昔もリール内部って大差ありません。
マグシールドとかXシップとか構造を知ってしまうとがっかりするかもですね。笑
メンテできる人からすると巻きを重くする邪魔な機能とも言えるかな。
そんなこともこれから書いていこうかと。
まぁ、ゆるりと参ります。笑
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